現場レポート アーカイブ - クボタ環境エンジニアリング株式会社 /report/ Fri, 26 Dec 2025 03:47:54 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9 /wp-content/uploads/2024/01/KKE_favicon-b-150x150.png 現場レポート アーカイブ - クボタ環境エンジニアリング株式会社 /report/ 32 32 暮らしを支えるポンプの総合メンテナンス工場 /report/23574/ Fri, 26 Dec 2025 03:47:54 +0000 /?post_type=report&p=23574 必要な時に必要な機能・性能を最大限に発揮するために 普段の生活ではあまり目にすることのないポンプですが、暮らし […]

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必要な時に必要な機能・性能を最大限に発揮するために

普段の生活ではあまり目にすることのないポンプですが、暮らしと密接に関わるところで様々な規模やタイプのポンプが活躍しています。
たとえば、浄水場から家庭へ水道水を届けたり、使った水を下水処理場に送ったりする毎日の生活に欠かせないものや、大雨の時に川が氾濫しないように水を強制的に吐き出すポンプ、万が一氾濫して浸水した時に排水するポンプなど暮らしの安全を守るためのものまで実にたくさんのポンプがあります。
こうした多様なポンプのメンテナンスを一手に引き受けているのがクボタの枚方製造所内にある枚方事業センター。
120名の所員とともにポンプの活躍を支えている統括長に話を聞きました。

枚方事業センターの工場

分解された部品が整然と並べられた工場内

全国から搬入される様々なポンプ

ワンストップであらゆる整備に対応する連携体制

ここには全国各地のポンプ場からポンプが運びこまれます。これを1台ずつ丁寧に分解して点検し、消耗品を交換したり、部品の測定を行って整備の計画を立て、部品の交換や修理をしてポンプ場に返すというのが主な仕事です。
強みはポンプの整備に必要な様々な部署が連携して、設計から製造・整備、工事まで一連の作業がこの枚方事業センターで完結できる体制を実現しているというところ。
さらに工場のすぐ隣ではクボタが新設のポンプを製造していて、この技術とも連携して共同で整備をするといった、クボタグループだからこそ提供できるサービスも可能となっています。

 

「ポンプを分解したとき予想以上に劣化しているなど想定外の状況でも、設計担当がその場で現物を見て判断して短時間でお客様に提案させていただくことができます。その後、必要な調達部品を調達。品質を確保してお客様に送り届けるということまでこの枚方事業センターだけでできるわけです。」

ポンプはそれぞれ丁寧に分解して整備

大小様々なポンプの整備に対応

状況に合わせて柔軟なメンテナンス

安定してスマートなサービスを提供

ポンプは雨の少ない季節にメンテナンスを行うケースが多く、繁忙期と閑散期の変動が大きくなります。常に品質の高い整備を行うために、こうしたオペレーションの課題に対しては、過去のデータを活用して的確なリソースの調整をするなど計画的に対策することで安定したサービスの提供を実現しています。
また、工場に搬入されたポンプだけでなく、現地でのトラブルにも柔軟に対応。暮らしの重要なインフラを担うポンプを徹底して支え続けています。

 

「我々の特徴といえば短納期でお客様のニーズに応えられるということです。トラブルが発生した時にもできるだけ早くその機能が回復できるように関連部門で連携してスピーディに作業ができることが強みだと思います。」

挑戦すべき技術と伝えるべき技能

トラブルが発生してからの対処ではなく、「予防する」メンテナンスを実現する新しいデジタル技術の導入や開発にも力を入れています。

たとえば、劣化部品の状態を精密に3Dデータ化し、設計・製造時のデータと比較することで劣化の傾向などを分析する技術。最適なメンテナンスのタイミングを予測して提案やアドバイスをするなど、より精度の高いサポートサービスの提供が可能になります。
またポンプ場などの点検業務と取得データの管理をMR技術(※)の活用でよりスマートにスピーディに行う技術など様々です。
一方、繊細さが要求されるような職人的な技能も、年間数百件にのぼる実際のメンテナンス作業の中で確実に継承していく取り組みも行われています。

 

「生活に非常に密接に関係しているというのと、場合によっては命を守っているような機械を整備させてもらっているというところが面白さでありやりがいでもあると思います。」

 

近年気になる気候変動、異常気象。暮らしとポンプとの関係性は今後さらに高まっていくのではないか、とポンプ一筋の所長が語ってくれました。

 

※MR・・・Mixed Reality(複合現実)
現実の世界と仮想の世界を組み合わせる技術。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのデバイスを通して実際の環境の中にデジタルな画像や情報を重ねて見ることができる。

部品の状態を精密に計測

設計のデータと比較して劣化の状態を診断

データは将来の整備計画にも活用

高度な技能が必要な繊細な作業も継承

細部の劣化も見逃さない職人的な技術も

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エネルギーの地産地消を推進するごみ処理施設 /report/14533/ Thu, 05 Jun 2025 10:42:19 +0000 /?post_type=report&p=14533 千曲川のほとりの環境に配慮したごみ焼却施設 ちくま環境エネルギーセンターは長野県北部の千曲市にある、令和4年に […]

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千曲川のほとりの環境に配慮したごみ焼却施設

ちくま環境エネルギーセンターは長野県北部の千曲市にある、令和4年に完成したごみ焼却施設で千曲市、坂城町、長野市南部の可燃ごみを処理しています。日本で最も長い川として知られる千曲川(信濃川)のすぐ隣にあり、広々とした景色の中に一際大きな建物に見えます。そのベージュ系とオフホワイトの配色は、周囲の環境に自然と調和し、やさしいムードを感じさせる外観です。

この事業は公共の資金によって民間が設計・施工・維持管理・運営を行うことでコストパフォーマンスの高い施設の建設、長期にわたる効率の良い維持管理などを目指すDBO方式で、クボタグループが設計・施工から運転管理までトータルなサービスで地域へ貢献しています。

ごみの再生利用に力を入れているこの新しい施設で運転管理をする所長に話を聞きました。

省エネルギー、リサイクルを目指して

この施設では2基設置されたクボタのストーカー式焼却炉で1日当たり100トンの可燃ごみを焼却可能ですが、焼却処理で発生する熱を利用して作られる蒸気で発電機を回し、最大2,000kW、およそ3,900世帯分に相当する電力を作り出すことができます。こうして作られた電力は施設内で利用するほか余剰電力は売電しています。
さらに余剰熱で温水を作り、施設内の道路の融雪装置に利用したり、千曲市余熱利用施設のお風呂などでも有効活用されています。

一方、焼却処理で発生する焼却灰は回転式表面溶融炉で高温にして溶かすことで生成されるスラグを路盤材として地元企業に再利用してもらい、飛灰はセメント原料として使われます。

 

「一部再利用が難しいものもありますが、再利用できるものは全て再利用していますね。」

 

まさに「ごみという資源・エネルギーの地産地消」を促進する取り組みです。

施設の能力を最大限に引き出す

所長は焼却施設の運転管理に携わって22年のベテランです。2000年に「循環型社会形成推進基本法」が施行され、循環型社会へ向けて資源をリサイクルするという方向にシフトする時代とともに焼却施設での運転管理の経験を積み重ねてきました。

 

「これまで6つの事業所に携わってきました。トラブルなど困った時にはよく情報交換しています。事業所間交流があって情報が共有できるというところが一番大きいんじゃないですかね。」

 

日々の業務で得た知識やデータはその事業所にとどめるのではなく、使える技術として共有することで施設の能力を最大限に引き出す運転管理の「技」が磨かれます。

 

「設備や機器の自動化は進みましたが、やはり人でないとできないことが多々ありますので、そこはこれからの課題です。でもこれまで仕事のやり方が大きく変わったということはないと思います。」

 

考え方の変化や技術の進歩、機器の進化などごみの資源化が加速する中、同じスピードで柔軟に経験を積み重ねてきたからこそ獲得できる運転の技術があるようです。

改善や効率化を導く運転管理のスキル継承

こうして培われてきた技術をベースに、所員の教育、技術向上、スキルの継承は重要な取り組みのひとつです。

 

「やはり実際に経験を積むことが大切だと思います。それからトレーニング、座学ですね。過去の経験に基づいて各指導者に指導をしてもらっています。」

 

経験豊富な所員を班長として教育などを行っています。運転指導員の長となる方、整備担当の長となる方を置くことでスムーズに連携のとれた教育が実現できています。

この施設の運転管理に携わる所員は現在33名。

 

「風通しがよいし、みんながやるべきことはちゃんとやるという同じ方向を向いていると思います。」

 

社会インフラ事業であり、循環型社会へ向かう取り組みの現場。人の役にたつことが大きなやりがいの一つだと所長は語りました。

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先を見越した提案で地域のリサイクルに貢献 /report/14496/ Tue, 03 Jun 2025 05:45:48 +0000 /?post_type=report&p=14496 環境学習にも力を入れる地域に密着したリサイクル施設 鳴門市クリーンセンター・リサイクルプラザは平成20年に竣工 […]

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環境学習にも力を入れる地域に密着したリサイクル施設

鳴門市クリーンセンター・リサイクルプラザは平成20年に竣工された粗大ごみ、ペットボトル、缶、容器包装プラスチックの資源化を行うリサイクル施設で、1日あたり25tの処理が可能です。
鳴門市クリーンセンターにはこのリサイクル施設のほかに資源やエネルギーの再利用にも取り組む焼却施設と、ごみの減量・リサイクル・環境に関する体験・学習ができる環境学習館も併設されています。
JR駅から車で20分弱、鳴門市瀬戸町という臨海地域の山間にあり、運び込まれる粗大ごみには「浮き」や「漁網」などの漁業系のごみのほか、流木などこの地域ならではの特徴的な処理対象物もあるようです。

 

「やはり地域ごとに特性がありますから、それに合わせた運転方法や整備計画を考えていく必要があるんです。」

 

施設の点検や修繕、中長期にわたる整備計画提案などを行う担当者に話を聞きました。

的確なトラブル対応を実現するグループの連携と現場の努力

この施設での収集物は粗大ゴミ、ペットボトル、缶、容器包装プラスチックなど。粗大ゴミは破砕処理して鉄やアルミが回収され、その他は埋め立てごみか、焼却炉に行く可燃ごみになります。容器包装、缶、ペットボトルなどは圧縮梱包して減容化されています。
これらの処理を行う全ての機器や電気系統などの点検や修繕、損耗した箇所の部品交換などを行っているほか、オーバーホールにも対応しています。

 

プラントの建設は株式会社クボタが行い、建設当時からの情報が共有されることでスムーズに、より的確な点検・整備をすることが可能です。また、現地で職員が地域特有の情報も常に収集することでさらに品質の高いサービスを目指しています。

 

「お客様とのコミュニケーションは大切にしています。施設に何か起こったときには迅速に対応をしてほしいという強い要望があり、それに応えることが大切だと思っています。」

西日本全域を網羅する柔軟かつ強力なサポート体制

点検・整備などの業務を行っているのは西日本技術工事課のリサイクル部門。富山・愛知以西の全域を担当しています。部門の規模も大きいため、たとえば緊急対応が必要な場合でも関西から九州に応援に駆けつけるなど、迅速なリソース調整で柔軟に対応することが可能です。
また現場をよく知り、処理フローもよく理解したスタッフが点検や修繕を行いますので、工程や対応日数が少なくて済むというメリットがあります。

 

「個々の機械に限らず施設全体を視野に入れた整備方法の検討やご提案、さらにいろいろな機器のトラブルにも立ち会って得た豊富な経験が蓄積されていますので、どんな状況にも自信を持って対応させていただいています。」

地域と社会の状況を捉え、地域の未来を考える

生活と密接なリサイクル施設は長期間止めることができないというようなところばかりですので、処理事前にトラブルが発生しないように計画的な整備を着実に行うことが求められます。
そのために最も大切なのは幅広い視野を持って先を見越した提案です。

 

「施設全体の点検を行って、その結果をもとに計画の検討をします。
そのほかにも法の改正、収集形態の変動などできる限り幅広い条件を見越した提案をすることが大切なんです。」

 

さらに、近年様々な行政が対面している予算課題を交付金の適用で解消するご提案など、技術面だけでなく社会的な側面からもサポートを行なっています。

 

「世界的なこともそうですし、国内的なことも日頃から気にするようにしています。近年SDGsへの意識も定着してきているので、リサイクルは今後世界にとってさらに重要な事業になると思っています。」

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暮らしの安全を守る大型ポンプの大規模メンテナンス /report/14480/ Tue, 03 Jun 2025 05:39:10 +0000 /?post_type=report&p=14480 豊かな水と自然にかこまれた暮らしを災害から守る施設 兵庫県豊岡市六地蔵。JR豊岡駅から車で東に7分ほどの場所に […]

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豊かな水と自然にかこまれた暮らしを災害から守る施設

兵庫県豊岡市六地蔵。JR豊岡駅から車で東に7分ほどの場所に六方排水機場はあります。
豊岡市は日本最後の野生のコウノトリがいた地域として知られていますが、豊かな水量をたたえ悠々と流れる円山川とその支流の六方川の周辺は、昔から大雨が降ると浸水など水害が多く発生する地域でもありました。
円山川の水位が六方川水位より高いために水がうまく排水されずに内水氾濫を起こすためです。
六方排水機場は六方川における内水対策事業として、平成10年からクボタが設備新設工事を行い平成13年に運用開始しました。円山川洪水の六方川への逆流を防止するとともに、六方川の流水を円山川へ排水することで、豊岡盆地の沿川での浸水被害を軽減するという重要な役割を担っている排水機場です。
その中核となる大型ポンプを分解して整備するために取り外すという、大掛かりな工事の現場で担当者に話をききました。

広々とした景色の中をゆったりと流れる円山川

六方排水機場

六方排水機場から見た六方川

大型の工事だからこそ求められる繊細な計画と準備

六方排水機場には2軸式立軸ガスタービンを原動力とする大型の立軸斜流ポンプが2基設置されています。口径が1,000mm以上のものが大型と呼ばれるポンプですが、このポンプは その倍以上の2,200mmで、排水能力は2基あわせて30.0㎥/s。たとえば、25mプールの水量(360㎥として)をおよそ12秒で送り出すことができる計算です。
今回はこのポンプを回す主原動機とポンプ本体の機械整備修理などの大規模な工事が行われました。

 

「統括的に工事全体を管理します。工程を決めて、設計・検査などをあてはめ、最後に工事そのものをまとめるところまでを行います。」

 

現場で行われるのはポンプをひとつずつのパーツに分解して大型の重機を使って丁寧に運び出す工事。重機の配置やトラックへの積み込み、搬出まで緻密なオペレーションを安全に、スムーズに行うことが求められます。

「準備には数ヶ月かかります。これまでの経験と過去の記録、データなどを照らし合わせて工程・計画を組み立てますね。」

口径2,200mmの大型ポンプ

解体された機器を大型重機で搬出

工事の安全と進捗を管理

地域の暮らしの安全を支えているという使命感

環境プラントやポンプ場などの施設はその地域の環境や特性、暮らしの状況などに合わせて必要なインフラです。この工事は水害から市民を守るために重要な役割を担う六方排水機場の排水能力を一部又は半分を止めての作業ですから、その工期と品質を守ることは最も重要です。

 

 

「市民生活に支障がないようにしていきたいっていう気持ちがありますね。
大切なインフラに携わっているという使命感のようなものがお客様の満足にもつながると思います。」

 

そのためには徹底した事故防止を最優先に、様々なリスクを検討して低減していくためのフレキシブルな対応が欠かせません。

ポンプを動かすガスタービン

運転操作室

チャレンジを支えるクボタグループの実績

クボタグループがタービンポンプ1号機を完成させポンプ事業に本格参入したのは1952年。1960年代には大型ポンプの製造も行うようになりました。
ポンプは様々な施設内の装置のひとつとして扱われることが多く、そのため様々な地域や施設で多様なニーズや課題に応えるという実績を積み重ねて、豊富な技術を蓄積してきました。
さらにこの六方排水機場のようにポンプ自体を中核とした施設全体の設計から維持管理、メンテナンスまで対応し地域への貢献を果たしています。

 

「クボタグループの実績があるからこそ僕らが挑めるというか、実績に繋がる技術力やノウハウがあるから、安心して挑戦できるっていうところが強みじゃないかなと思います。
やり遂げることが重要だと思います。」

六方川側から見た六方排水機場・奥に円山川

円山川側から見た六方水門

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世界に脱硫技術を展開するグローバルな発想力 /report/13756/ Mon, 31 Mar 2025 01:56:57 +0000 /?post_type=report&p=13756 考えを示し確実に伝えるコミュニケーションがスタートライン 世界の様々な地域がそれぞれの「環境」と向き合う現代。 […]

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考えを示し確実に伝えるコミュニケーションがスタートライン

世界の様々な地域がそれぞれの「環境」と向き合う現代。私たちは海外への事業展開も積極的に進めています。そしてその最前線で重要な役割を担い、活躍する外国人エンジニアがいます。タイのバンコクで生まれ、タイの大学で環境工学を専攻。卒業後に日本の大学とヨーロッパの大学での学び・研究を経て再び日本に戻り脱硫装置で世界と向き合うエンジニアに話を聞きました。

 

「最初は日本語もよくわかりませんでした。でも、深い考えを示すためには『書いて表現する』ことが必要だと感じ、繰り返し勉強しました。その後ヨーロッパのラボで、『自分の考えを示す』ことに時間をかけなさいと言われたことにとても影響を受け、今でも『言葉を使って考えを示す』コミュニケーションがとても重要だと感じています。」

 

読解力、傾聴力、発話力、作文力を磨くことがグローバルなステージに立つ必須条件。
誤解されて流されてしまうことが無いように、考え、示し方を熟慮し、丁寧に発言をしたり資料を作成したりする、そのクオリティが求められるといいます。

 

「日々国内外のさまざまな人とのやりとりがあります。文化が異なる人とやり取りをするのだからこそ、確実にアピールするためには自分のほうが相手に合わせてコミュニケーションの仕方を柔軟に切り替えることが大切なんです。」

強い興味と世界的ニーズとの出会い

「最初は下水処理や排水処理の分野を専門としていました。脱硫技術との関わりは日本の大学のあと、一度タイに戻った時に関わった会社で、脱硫の技術と出会ったのがきっかけです。非常に興味がわき、その後専門的に携わるようになりました。」

 

排煙脱硫は、発電所や工場で化石燃料の燃焼などによって発生した排ガスから、大気汚染や酸性雨など公害の原因となる硫黄酸化物を除去する技術で、クボタ環境エンジニアリングでは多様な民間工場に排水、排ガスの処理技術を提供しています。主な脱硫方法には「水酸化マグネシウム法」「石灰石膏法」「海水法」「苛性ソーダ法」の4種類があります。
化石燃料の使用を少なくしようとしている流れの中で、まだ先の見えない現実を抱える多くの施設がこの技術を必要としています。

「私たちの実績は主に海外で、タイの発電所、台湾の発電所、中国の発電所、メキシコの工場などですが、脱硫装置の役割は非常に重要なんです。」

 

タイにいた頃から持っていた脱硫技術への興味の裏側に、現実に直面したグローバルなニーズとビジネスとしての競争価値を見出し、海外を相手に事業展開を加速したいと語る言葉には、世界を広い視野で感じ取るグローバル人材のならではの感性が表れています。

 

 

ネオブリッド式スクラバー
吸収剤:海水法

モレタナ式スクラバー
吸収剤:水酸化マグネシウム法・海水法・苛性ソーダ法

スプレー式スクラバー
吸収剤:石灰石膏法

さらに大きなステージを目指して

日本国内でも脱硫技術を持つ企業は多くありません。

 

「その中で私たちは自社で発電を行う大きな規模の民間工場を手掛けることが多いのが特徴です。大きな工場は自ら発電していることが多いんです。しかもこの規模の施設に対応できる企業は世界的にも非常に少なく私たちにアドバンテージがあります。
今後対応できる規模を広げるためにさらに競争力を高めていきたいです。」

 

この規模の工場への対応を進めると同時にさらに大型発電所の大きな規模の脱硫装置も手がけていきたいと声が弾みます。
大型発電所で採用される「海水脱硫法」は排ガスを吸収液中に通して硫黄酸化物を除去する方法で、吸収剤として海水のみを使用します。海水が大量に必要ですが施設を海岸部に建設することで賄います。薬品を使わないため使用後の海水は無害化され海に放出することができ、副生成物が発生することもなく環境に優しい技術です。

 

「こうした大型発電所の設備もやっていきたいという思いがあります。そのために大手エンジニアリング会社との競争に必要な体制づくりをしたいと考えています。
海外の案件で設計から建設までこなす経験・実績があるのが私たちの強み。さらにマンパワーを育てていこうと思っています。」

 

その好奇心と思いは海の垣根を軽々と越え、国内外への挑戦的なアプローチをスマートに、そしてチームが積極的にチャレンジする原動力となっているのだ、と強く感じられます。

視野を広げ多様性と創造性を育む

所属部内のメンバーはそれぞれ自分の役割を理解してチームワークを発揮しているといいます。これは日本流だと感じるそうです。現場から見ると会社が何かを最終的に決断するのに慎重で少し時間がかかると感じる、というのも文化の違いがあるのかも知れません。

 

「日本の良いところは「学び」として取り入れつつ、自身の文化と比較して改善できると思う点も多くあります。例えば、日本は時間やルールに貴重面で、図面は詳細に作成されていて分かりやすい。その一方で書類作成の際にはどんな相手に対しても誤解を生まないよう改善の余地があると思います。」

 

受注対応できる規模の幅を広げるために重要なことは? の問いには即答で「発想力」。

情報がすぐに手に入りやすくなった今日ですが、「前例と同じでいい」ではなく、考えて行動に移すことをチームに伝えることが大切だと語ってくれました。

 

「私の場合、いろいろな会社からたくさんのチャンスをいただいて経験やデータなど蓄積してきたものがあります。これをちゃんと残したい。もちろんモノとして残すということだけではなく、作り方、書き方、示し方、そういったものを残したいですね。」

 

グローバルな視点を持ったリーダーシップの育成は続きます。


クボタ環境エンジニアリングでは長年にわたり排煙脱硫技術の効率化と改良の実績を重ね、小型から大型まであらゆるガス量にも対応。さらに脱硝・脱臭・揮発性化合物・有毒ガスなどの排ガス処理も実現しています。

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一筋縄ではいかない課題と向き合う浸出水処理 /report/11746/ Fri, 08 Nov 2024 00:33:04 +0000 /?post_type=report&p=11746   豊かな自然に囲まれた安心・安全な新しい施設 最終処分場は廃棄物を埋⽴て、⾬⽔や散⽔により廃棄物を […]

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豊かな自然に囲まれた安心・安全な新しい施設

最終処分場は廃棄物を埋⽴て、⾬⽔や散⽔により廃棄物を安定・無害化する施設です。
今回ご紹介する施設は一般家庭などから出た廃棄物を埋め立てる一般廃棄物最終処分場で、地域の約15年分を想定した約290,000立方メートルの埋め立て容量があります。
周辺地域の安全・安心への配慮も徹底され、埋立地を最新技術の建物で覆う全体被覆方式(クローズド型)を採用。雨水の侵入や埋立処分した廃棄物の飛散を防ぐ、環境にやさしい処分場です。
埋立処分した廃棄物は散水して安定化させる必要がありますが、散水する水は沢水や雨水を利用することで水資源の有効活用やコスト削減も実現しています。
もちろん、埋立地から出る水(浸出水)も管理されています。浸出水処理施設について、運転管理を担う社員に話を聞きました。

大きな屋根の下が埋立場
手前の白い建物が浸出水処理施設

浸出水処理施設

焼却灰などが搬入される埋立場

求められる経験と知恵、臨機応変に対応できる柔軟性

浸出水処理施設では、運転管理、機器・設備の保守点検及び清掃作業、水質分析などを日々行なっています。
この施設の最大の特徴は埋立地が建物に覆われたクローズド型であることです。環境への影響が少ないなど多くのメリットがありますが、機械的に散水するため日中、夜間、早朝など1日のサイクルの中でも浸出水の水質が大きく変動することが課題となります。

 

「対応として薬品調整や機器調整など、先を見越した運転管理を日々行なっています。特に、この施設に流入する浸出水には塩分やカルシウムが多く含まれているため、各種運転調整の他に塩分やカルシウムを除去する清掃作業の負担が大きくなっています。」

廃棄物を安定化させるために行われる散水

塩分やカルシウムのため頻繁に行われる清掃作業

施設周辺でも汚染等がないか厳重に監視

特徴的な施設の運転

この施設には塩分やカルシウムを多く含んだ浸出水が流入してきます。特に、カルシウムは水処理を行う上で悪影響を及ぼす物質でもあるため、これらの処理を前段の工程の中で行う、新しいタイプの特徴的な浸出水処理施設としてスタートしました。
運転計画では設計に基づく薬品注入率等の基本、ベースとなる数値が示されていますが、実際には計画通りにならないことも多いです。日々の運転管理では、常に水質を監視しながら各種調整を行なうなど、状況に応じた対応が求められます。

 

「何もかもが初めてだったところから、日々の経験を積み重ねて今日に至ります。水質が大きく変動するため、状況に応じた各種調整が必要になりますが、今後はそれをシステム的なものにしていきたいと考えています。現在、日々の業務を行いながら検討を続けているところです。」

水質検査

状況に応じた柔軟な運転調整

中央監視室

薬剤の量や水量などを適正に管理するスキルが必要

施設能力を最大化する運転管理のスキル

実際の運転では施設能力を超える浸出水が発生することもあります。

 

「施設能力を最大限発揮するため、運転管理の改善に取り組むとともに、更なる品質向上を図ることがお客様への貢献にも繋がり、知識を養う機会にもなっていると思います。また、現場で何かトラブルが発生した場合には、経験の浅い職員も同行して現場での対処を経験していきます。」

 

このような経験をすることで身につける知識や技術と日々蓄積されるデータをもとに、運転方法を改善していくこと、設備を改良していくことも大切な業務です。
さらに、クボタグループとしてもDXやAIを活用することで、経験の浅い社員でも適切な管理ができるような技術開発の取組が始まっています。

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過去と未来の技術が重なりあう浄水場 /report/10900/ Tue, 20 Aug 2024 04:47:12 +0000 /?post_type=report&p=10900 暮らしを支え続けてきた一級河川、安倍川 静岡県と山梨県の県境となる標高2,000mの大谷嶺から駿河湾まで全長5 […]

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暮らしを支え続けてきた一級河川、安倍川

静岡県と山梨県の県境となる標高2,000mの大谷嶺から駿河湾まで全長51km、流域面積は567km²に渡って静岡県中部を流れる安倍川。大河川でありながら本流・支流にひとつも河川法上のダムが無い珍しい一級河川です。
日本でも屈指の急流河川で流れに運ばれる大量の土砂によって河口付近から三保半島にかけての砂浜を作り出します。
この安倍川の水を浄水処理し、葵区と駿河区で使われている水のおよそ1/4を供給しているのが門屋浄水場。昭和8年からほぼ一世紀にわたり、自然の恵みの水から暮らしに必要な水を作り続けてきた貴重な施設です。
24時間体制で施設の運転管理を担う職員に話を聞きました。

静かに流れる安倍川

門屋浄水場

奥が緩速ろ過池、右下が急速ろ過池

門屋浄水場

趣のある管理棟

自然の水、本来の清らかさを実感

この安倍川は清流としても有名です。上流部分は山間部を流れるので水質が非常に清浄で、下流の扇状地は地下水が豊富で市街地や農地にその水が供給され、地域の生活や経済活動に欠かせない存在となっています。
門屋浄水場ではこの安倍川流域に分布する砂れき層を流れる伏流水を、葵区北部の牛妻水源地で取水しています。

 

「ここの原水は水道水にするためにあまり手を加える必要がないほど、とてもきれいで品質も良い水です。おかげで施設内の機械の汚れも少ないんですよ。」

 

安倍川の水は自然の恵み。この浄水場のろ過池に貯められた吸い込まれるように透明な水を見ると、自然の水の清らかな美しさに感動します。実はこうして人が使える水は地球上に存在する水のうちわずか0.01%しかないと言われていますが、浄水場はこの「清らかな水」を大切に処理して安心して暮らしで使える「貴重な水・水道水」として送り続けるという使命を担ってきたのだと改めて思いました。

門屋浄水場 緩速ろ過池

緩速ろ過池

門屋浄水場 緩速ろ過池

緩速ろ過施設の処理量は1日あたりおよそ 13,590m3

時代を超えて水を届ける仕事

この門屋浄水場は静岡市の静岡地区と呼ばれる区域の水道創設期から稼働している歴史的な価値も高い施設です。なにより特徴的なのは昔ながらの「緩速ろ過方式」と「急速ろ過方式」という新旧2つの浄水処理設備があり、1998年に市民景観大賞を受賞しました。
「緩速ろ過方式」はろ過池に原水を注入し、大きさの違う砂と小砂利の層をゆっくりと浸透させ不純物や濁りを取り除く方式です。広いろ過池でろ過砂の表面にできる微生物のろ過膜によって水をきれいにします。

 

「緩速ろ過は薬品を使わずに自然の力、生物の力を借りて処理するのでとても美味しいと言われますね。
それに対して急速ろ過は30倍もの速さでろ過することができるんです。」

 

時代の中で急速に変化していった産業や暮らしに合わせて、より多くの安全な水を供給するための「進化」を遂げた新しい設備。ここは、水と暮らしを繋いで安全な水を送り続けるという同じ思いの、新旧二つの技術を目の当たりにすることができる貴重な浄水場です。

門屋浄水場 急速ろ過池

急速ろ過池

門屋浄水場 緩速ろ過池

急速ろ過施設の処理量は1日あたりおよそ 41,700m3

門屋浄水場 急速ろ過施設

急速ろ過施設にある薬品を注入する装置など

門屋浄水場 急速ろ過施設

施設内のさまざまな機器をくまなく点検

門屋浄水場

水と暮らしをつなぎ続ける

機器や設備の点検は重要な仕事のひとつです。老朽化が進む施設を延命化するために、きめ細やかな点検を行い、トラブルを予測して事前に防ぐ、経験と高いスキルが必要です。

 

「マニュアルはあります。でもそれだけでなく、やっぱり五感で感じて機器に異常があるか、いつもと違うかを感じるというか。たとえば異音などがあれば、すぐに報告して対応を検討するといったことが大事ですね。」

 

日々積み重ねる経験はチームで共有して使える情報として蓄えていく。さらに全国の浄水場の維持管理にも役立てる。そうしたチームワーク、ネットワークはクボタグループの強みのひとつです。
事業所のスタッフは10名。ローテーションを組んで24時間体制での運転業務を行なっています。

 

「やはりトラブル対応が一番ですね。停電や原水の濁度が急に上がったりした場合の対応などです。最近では異常気象というか、大型の台風や線状降水帯も気になっています。やっぱり市民の皆さんに安全な水を供給するっていう使命がありますし。」

 

大切なライフラインである水道が止まることのないように。
設備の更新やDXの活用など、きれいなおいしい水を作る取り組みが続きます。

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お客様と時代を駆ける第一線の リサイクル /report/8367/ Tue, 23 Jan 2024 11:44:36 +0000 /?post_type=report&p=8367 激変する生活が求める廃棄物処理の進化 戦後、急速な経済の発展や生活スタイルの変化、また都市への人口集中など産業 […]

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激変する生活が求める廃棄物処理の進化

戦後、急速な経済の発展や生活スタイルの変化、また都市への人口集中など産業や生活の変化によって廃棄物の種類は多様化し、量も急激に増えることになりました。かつては、ごみの河川・海洋への投棄や野積みが行われていたり、公衆衛生の問題や様々な公害問題も多く発生していました。さらに当時は人力による廃品の回収や処理をしていたために、廃棄物の急増への対応には限界がありました。1960年代に入り、オリッピックの頃を境に高度成長はさらに大量の廃棄物を出し続け、廃棄物処理も機械化や自動化など新たな技術の導入が、いよいよ迫られることになりました。

運び込まれる廃棄物はその時代を表しているよう

お客様と共に築いてきた40年の歴史

大分県、大分市。80年に渡りここで廃品回収・廃棄物処理の仕事に携わってきた大山泰正氏。現在は大山金属株式会社の会長で、この激変してきた廃棄物処理の世界で常に一線を駆け抜けてきました。
「40年ぐらい前かな。機械化が必要だと。シュレッダーを導入しないとこれから対応できないと感じたんだ。」
これが、クボタとの初めての出会い。
「クボタの機械で処理したものはかさ効率がよくて運搬費の削減になった。」
以来、40年にわたり様々な要望をいただいたり、助言をいただいたり。そしてある時は苦言も。
そうした、現場ならではの「生の声」に応え続けることで、私たちの技術やサービスの「いつも時代の要求に応え続ける力」に磨きをかけ、積み重ねてくることができました。

大山金属株式会社様
大分地区で金属スクラップなど各種産業廃棄物の加工処理を手がける総合リサイクル企業

80年にわたり、廃品回収業・リサイクル事業に関わってきた大山会長が
戦後の状況など丁寧にお話してくださいました

これまでも様々な課題を共有

大山金属株式会社 会長 大山泰正 様

質実剛健。変えない覚悟と多彩な提案力

「この40年の間、クボタの破砕機はクボタならではのパワーや頑丈さについては貫いてきたと言えます。」
さらに軽く、さらに小さくしなやかに、といった風潮が強い時代の中、この質実剛健ともいえる根本的なコンセプトは変えることなく貫きつづけてきました。基本的な設計もほとんど変わっていないと言えるかもしれません。
しかし、だからこそこの個性ともいえる「強靭さ」がいかに重要なのかを実証してきたことになりますし、この「強靭さ」だけでは補えない様々なことを体験し、解決するという実績を確実に積み上げてくることができました。
「やっぱり膨大な実績データがあるから、提案力が柔軟に、そして多彩になる。今、お客さんにぴったりの提案を素早く導き出すチカラになっていると思います。」
長い時間の中で、お客様と共に時代と向き合ってきた、経験と実績が、また新たな設計やサービスとなってお客様のところへ届けることができる。まさしくリサイクルし続ける関係と言えるかもしれません。

長年にわたってお客様と築いてきたバックデータを最大活用

久宝寺の工場

リサイクルエンジニアリング部 設計製造課 中山 裕也
お客様ごと、案件ごとに的確にカスタマイズをすることが大切

リサイクルエンジニアリング部プラント設計課 本田 貴敬
長年に渡って積み重ねてきた経験・実績が多彩な提案力生み出します

新しいニーズや技術への挑戦

そんな中、大山会長からの、大分でのバイオマス事業を睨み、タケ(竹)・ササ(笹)の破砕処理ができないかという話から、間伐材用の試作機として自社開発した 150キロワットの二軸破砕機を使用する試みが始まりました。
柔らかく粘り気のあるタケやササでも確実に破砕できるように、特殊な形状の刃物を特別なセッティングで調整するなど、質実剛健さを基礎に数多くの工夫、カスタマイズが施されました。
設置してからは様々なテストや修正・調整などがおこなわれ、ここでも新たな実績とデータが生み出されまました。
さらに、ここで生まれた強靭な柔軟さは、これまで手解体でないと難しいと言われていた、スプリングマットレスなどの破砕も実現。また新しい可能性を開くことになりました。

やり抜く、やりきる力

「まずは、お客さんの声に耳を傾けることから始まります。」
生活が待ったなしならば、廃棄物処理も24時間体制の処理場も数多く、トラブル対応も待った無しとったケースも少なくありません。
40年以上にわたって、たくさんのお客様に様々な破砕機を納入してきた中、些細なことも含めて様々なトラブルがありました。このひとつひとつを大切に受け止め、確実に対応することで、生まれる本当の実績。
「とにかく諦めない。やり抜いてやりきることで今がある、というのがクボタの破砕機の歴史なんだと思います。これが私たちらしさというか。」
大分の工場にはまだまだたくさんの廃棄物が処理を待っていました。

焼却リサイクル営業部 本山 佑

お客様が何をやりたいのかを理解して全力でサポート
技術力と同じようにサービスの力も大切だと思います

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山間に点在する施設と 自治体の要望に柔軟に応える /report/8366/ Tue, 23 Jan 2024 11:44:18 +0000 /?post_type=report&p=8366 山林と水が織りなす美しい自然が突きつける課題 香美市は高知県の東部に位置する、農業や観光が盛んな地域です。20 […]

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山林と水が織りなす美しい自然が突きつける課題

香美市は高知県の東部に位置する、農業や観光が盛んな地域です。2006年(平成18年)に香美郡土佐山田町、香北町、物部村が合併して香美市となりました。
青果柚子の出荷量が日本一であることで知られるほか、子供たちに人気の「アンパンマン」の作者、やなせたかし氏の故郷としても親しまれています。土佐山田地区はその南西部が高知平野にあたり、市役所を始め様々な商業施設などがあります。この地区は香美市で唯一、上水道による給水が行われています。
これに対して、旧香北町、旧物部村はそのほとんどが山林で、簡易水道が11区域、飲料水供給施設が8区域。関連する施設、設備を合わせると、保守点検作業が必要な場所が170箇所あまり。過疎化が進み、市の職員による維持管理体制の継続が次第に厳しくなる中、安心して使える水の安定供給という課題への対応が急務となりました。

山に囲まれ美しい奥物部湖

街のいたるところでアンパンマン

美しい自然と暮らしが共存

170を超える未知の小規模施設

香北地区は物部川の両岸に棚田や集落が点在する人口5,000人弱の地域。物部地区はその面積の95%ほどが山林で町の半分が奥物部県立公園に、山岳渓谷の地域は剣山国定公園に指定され、豊かな自然の中で2,000人あまりの人が暮らす地域です。どちらも山の斜面に集落が点在し、それぞれの人の暮らしがあります。
これまで、それぞれの集落は独自の水源から自分たちの水をひき、暮らしを守ってきたという長い歴史があるために、その集落の数だけの小さな水源が、現在の施設となって引き継がれてきたのではないかという話でした。しかし、どの施設がどこにあるのか、たどり着くのにどのくらいの時間が必要なのか。正確に教えてくれる資料はありませんでした。

水源から重力で水を送る管

山の斜面に点在する集落

自然の中に身を隠した「現場」を可視化する

香北・物部地区の簡易水道、飲料水供給施設の維持管理を開始するために、管理すべきすべての施設・設備の詳細を明確にすることから始めました。
「初めてきたときは、正直なところ現場の凄さにびっくりしました。クルマが通れず往復2時間ほど歩かなければならないとか、細い橋を渡らないとたどり着けないとか。かなり危険だと感じる現場もいくつかありました。」
と最初に現地入りした木原所長。同行した所員の林さんは
「地図に記そうにも既存の地図ではわからない施設がいくつもありました。そこでGPSを活用して、それぞれの施設への所要時間などをひとつずつ割り出していくんですが、大変な作業でした。」
それまで見えていなかったことも、少しずつ明らかに。奥深い自然の中でひっそりと、まるで山林や渓谷の一部分として存在するような施設たち。この地域の山林と川、湖が織りなす美しい自然全体が、おおらかでとても厳しい、大きなひとつのプラントのようにも思えてきました。
「浄水場ならあまりないでしょうけど、ここは一日中体を動かすことになります。健康にはいいですよ。景色もいいし。」
およそ1年の時間をかけて、点在するたくさんの施設の位置や経路、保守点検でやらなければならないことなど、その詳細がデータ化されました。香北地区・物部地区の水道の本当の姿がここに見えるようになりました。

最初に現地入りした木原所長

GPSを駆使してマッピングした林さん

施設のある場所はいろいろ

集落の暮らしの日々を支える

作成した施設のマッピングデータをもとに、施設管理オペレーションのマニュアルが作られました。施設点検のスケジュールや手順。経路や危険箇所、安全対策と、これまで培ってきた経験や技術が詰め込まれた、超カスタムメイド。
「実際の点検業務が始まり、現場にも慣れてきたとはいえ、怖いと感じる場所はまだまだあります。そういところはとにかく慎重に、安全第一で対応するようにと所員にも言い聞かせています。」
と木原所長。現在4人いる所員全員が、「厳しく優しい所長です」と口を揃えます。
170以上の施設のすべてを2週間に1回、主要な施設については1週間に1回必ず点検。緊急時に備えた宿直や連携。チーム全員がキビキビと動き回っている印象でした。

汗と涙の情報が詰まった管理マニュアル

朝のミーティングが終わるとすぐに現場へ

地域と密着するということ

事業所オフィスが「民家」だというのもこの事業所のユニークなところ。いわゆる普通の住宅にデスクを入れ、機材や検査用の機器を置き、業務の拠点となっています。地元自治会にも入り文字通り地域フレンドリーな事業所となっています。
「地元の人が結構声をかけてくださるんです。ご苦労さまとか。それが嬉しいです。地域密着でやっているんだなという感じがして。」
オフィスの壁に貼られた香美市の地図を改めてみると、その地域ごとに、暮らしの歴史や事情があって、だから、その暮らしを支えてきた水にもその地域ごとの個性や事情があることを実感させられます。
「地方では過疎問題やいろいろな悩みを抱えている自治体がたくさんあります。私たちやクボタグループの力を生かして、そういったご要望に柔軟に応えられるよう、その架け橋になりたいと思っています」
その地域の水を守るということは、その施設とその地域の暮らし、自然環境と密着するということなんだなと思いました。

民家を利用したオフィスで毎朝ラジオ体操

地元の方も気軽に声をかけてくれます

様々なご要望をいただきますと営業の萩原さん

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雪深い自然観光地の水道を 点・線・面で支える /report/8365/ Tue, 23 Jan 2024 11:44:04 +0000 /?post_type=report&p=8365 雄大な自然と大雪が育む豊富な水の恵 北海道の西側、後志地方南部に位置するニセコ町は面積が197.13 km²、 […]

投稿 雪深い自然観光地の水道を 点・線・面で支えるクボタ環境エンジニアリング株式会社 に最初に表示されました。

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雄大な自然と大雪が育む豊富な水の恵

北海道の西側、後志地方南部に位置するニセコ町は面積が197.13 km²、人口が5,000人弱(平成28年3月末現在)の町。札幌から自動車だとおよそ100kmほどで2時間半程度の所にあります。
目の前には蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山が雄大で美しい姿を見せてくれます。ほかにもニセコアンヌプリ(活火山 1,308m)などの山々や尻別川などの清流に囲まれたニセコエリアは美しい豊かな自然の山岳丘陵地域で、冬には大雪が降ることでも有名です。
「ニセコ」はもともと「渓谷にある川」という意味のアイヌ語が語源だそうです。美しい山々、大雪がもたらす清流と讃えられる川に象徴されるとおり、質のよい水が豊かな地域でもあります。

羊蹄山の雄姿

冬は道路も見えなくなる大雪

世界的観光リゾート地の変動する暮らし

もともとそれほど人口が多くないニセコ町ですので、配水池など水道の施設は大規模なものではなく、小さな規模の施設をその地域に状況に合わせて配置され水道水を供給しています。
しかし、ニセコは夏は登山やトレッキング、冬はウインタースポーツが楽しめる世界でも有名なリゾート地。特に雪が多く降る冬は古くからスキーと温泉を目当てにした多くの観光客に親しまれてきました。
こうした「季節」によって観光客が世界中から訪れる町の暮らしは、同じく季節によって変化し、暮らしに必要な水の量も大きく変動します。厳しい自然、点在する小さな施設、大きく変動する処理量。水道施設を管理する仕事にも豪雪のリゾート地ならではの知恵や技、体力も求められます。

エリア内には数多くのスキー場が

スキー場のすぐ隣にある配水池

自然の中に点在する水道施設を護る

現在運転管理している施設は浄水場及び配水池が14箇所、ポンプ場が3箇所の合計17箇所。山林原野が7割を占め、スキーなど観光客が多いニセコ町。水道施設も山にあったり、スキー場のすぐ脇にあったり、別荘地の中にあったり。
それぞれの施設の運転状況はネットワーク越しに監視できるシステムを導入しています。
「処理状況はわかるんですが、施設自体の状態はやはり実際に見て点検しないとだめなんです。」
と現場担当の事業所員。2人組で全ての施設を定期的に点検します。中には冬になると雪で道もなくなり、やがて雪が壁に。雪に埋もれないようスノーシューを履いて、雪に足を取られながら30分も歩かないとたどり着けないこともあるそうです。
「天候は変わりやすく猛吹雪になったりすることもよくありますね。道がなくなってスノーモービルでも結構大変です。」
それでも点検は欠かせません。雪の壁をシャベルで切り崩し、階段状の足場に仕立て上げていく技もかっこよく手馴れた感じでした。
「本当は薬剤を入れるのももったいない、と思うぐらいニセコの水はもともと品質がいいんですよ。」
と言いながら、高度な技術を使ったセラミック膜の浄化装置も小型のバッテリーで稼働するような装置も、それぞれの施設に納められたそれぞれの装置の点検や保守をテキパキとこなします。

道のない雪の上を徒歩で

雪の壁に足場を掘りながら登る現場も

山の上の電気も通らない小さな施設

全ての施設を丁寧に点検、メンテナンス

点から線、そして面へ

こうした施設の運転管理を積み重ねる毎日に、新たな課題が持ち上がったのが数年前。ニセコ町の将来を見据えた水道事業を支えるというのがテーマでした。
「町にとっての資産としては施設より地中のパイプのほうが大きいので、そこも管理できないと将来が描けないんですね」
と北海道支店の営業担当。
東京本社の営業担当と連携してどうやて課題をクリアするかを検討しました。
「自分たちができることとクボタグループのいろいろな企業の力を連携してパイプやシステムなど総合的なサービスを提供することにしたんです。」
これまで相手にしてきた点在する施設と町の暮らしをつなぐパイプという新たな設備。そしてそれらを統合して情報化するという、文字通り町全体を面で網羅する水道事業の基礎づくりがはじまりました。

「管路が町の資産」・・・北海道支店営業担当

「グループの力を合わせて」・・・本社営業担当

将来を見据えた取り組みのはじまり

当然17の施設を点的に運転管理してきた現場はそれに加え、管路の面倒もみるというこれまでやったことのない仕事にも挑戦することになります。
まずはパイプのデータ化。リゾート開発の中でどこにどう埋められたのかわからなくなってしまったパイプも一本一本歩いて調査。データができれば次はその情報をもとに漏水調査とメンテナンス。なるほど水道事業の効率アップですね。
「努力とその結果が目に見えて数字に出てくると達成感がありますね。」
とちょっと自慢げに苦労話しをしてくれました。
定期的に開かれるニセコ町の担当職員とクボタグループ各社、現場事業所員との合同会議はニセコ町の水道事業の未来を描く会議。様々な視点のテーマが検討されています。
「ニセコはいいところです。夏も冬も自然が美しいし。それからやっぱり水がおいしい。日本一だと思います。」
美しく豊富な恵の水をもたらす大自然と観光という町の産業、そして町の人たちの暮らし。これらをつなぐ「自慢の水」をこの町にぴったりの形で未来につなげるのに必要な「総合力」が育ち始めたようです。

冬には全てが雪の下に

「ニセコの水を護る責任を感じます」

ニセコ町職員との合同会議

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